これは僕がヨガと共に歩んできた内なる旅の記録です。
ずいぶん前のことですが、僕が最も尊敬している師である、T. K. V. デシカチャー先生からこんなメモを渡されたことがあります。
「君はきっと、すぐに光を見つけられるだろう。」
そのとき「光」とは心の奥にある光のことだと、自然に理解できました。
同時に「すぐ」と言っても、何年も、もしかしたら一生かけて探すものかもしれない、ということも感じました。
でも、師からその言葉をいただけたことは、本当に大きな励みになりました。
あれから、20年以上経ちます。
僕は「その光を見つける」と決心し、それまでやっていたヨガのフィジカルな練習を減らして「内なる旅」を続けてきました。
あるインドの書物にはこう記されています。
「 内なる光 を見つけたとき、それは太陽を3000個同時に見たほどに眩しい。」
インドの書物はときに大げさな表現をしますが、もしこれが本当だとしたら、まだゴールは遠いのかもしれません。
それでも――
一昨年の光より、昨年の光はもっと美しく、今年の光はさらに澄んで輝いています。
デシカチャー先生はすでに他界されているので、僕がその光にどれほど近づけているのかはわかりません。
ただ、この旅から得られる経験は唯一無二のものであり、心から「続けてきてよかった」と思っています。
それは、人生最高の決断だったとさえ感じます。
きっと、もし「光を見つけられる」と信じられなかったなら、どこかで諦めていたと思います。
信じる力を与えてくださった師に、そしてこの光の知識を守り、代々伝え続けてきてくださった師たちに、心から感謝しています。
信じて歩み続けるなら、必ずその光と出会える――
そう、僕は確信しています。
自分の先生がそうしてくれたように、ジョーティへ来てくれる皆さんや関わる人々とも、その光への道を分かち合っていきたいと思っています。
この旅を続ける仲間たちと出会えることを願っています。